バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)保菌者の確認について
当院の一部病棟におきまして、本年9月14日に、1名の患者さんからVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)が検出されました。
直ちに、院内感染対策本部、およびICT(感染対策チーム)を中心に、対応を開始し、徹底した感染拡大防止策を講じるとともに、当該病棟に入院中の、全ての患者さんを対象としたスクリーニング検査を実施いたしました。
その結果、9月28日までに、新たに10名のVRE保菌者が確認されました。
本件につきましては、管轄の江戸川保健所へ速やかに報告・相談を行い、その指導のもと、現在は下記の【現在の具体的な取り組み】を実施し、感染対策を一層強化しております。
なお、今回VREが検出された患者さん(11名)は、全員が「保菌(体内に菌を保有しているが、感染症の発症・症状はない状態)」であり、VREによる発症がみられる患者さんはおりませんでした。
【現在の具体的な取り組み】
- 徹底したゾーニング: VREが検出された患者さんの個室への移動、および専用エリアでの隔離管理
- 標準予防策・接触予防策の徹底: 対象病棟におけるスタッフの配置配慮、手指衛生の厳格化、および個人防護具(ガウン、手袋等)の着用
- 環境消毒の強化: 病棟内のベッド柵、ドアノブ、共有スペース等の環境消毒、および清掃回数の増加
- 継続的な監視: 必要に応じた環境培養検査、および関係する患者さんの継続的なスクリーニング検査の実施
- 当該病棟でのデイルームの使用禁止:面会(陰性患者さん)は、デイルームを使用せず、病室内とする
今回の事象は、1つの病棟に限定されており、他の病棟への拡大は確認されておりません。
そのため、外来診療、救急医療、および当該病棟以外の入院診療につきましては、万全の感染対策のもと、通常通り行っております。
今後も保健所等の専門機関と緊密に連携し、患者さんの安全を最優先に、一刻も早い終息に向けて全力を尽くしてまいります。
皆様のご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年9月29日
同愛会病院 病院長

